
ごきげんいかがですか。
むねやんです。
今回は、三菱UFJ国際投信が満を持して投入するeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)についてのお話です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)登場!
ここ最近、eMaxis slimシリーズに動きがなかったのでちょっと意識から外れがちでしたが、ついにeMaxis slimシリーズにも米国株100%ファンドが新規設定されることになりました。
情報源は今回は青井ノボルさんでした。
きれいにまとめて下さっていて、とても読みやすいですねー。
インデックス投資で長期縦走へ
ファンド情報
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】
当初設定日 | 2018年7月3日(予定) |
基準価格 | - |
信託報酬 | 年0.1728%(税込) |
買付手数料 | なし |
証券分類 | 米国株式-為替ヘッジ無し |
投資形態 | ファミリーファンド |
ベンチマーク | S&P500指数 |
運用先 | 現物運用 |
純資産総額 | ー |
分配金 | 年1回(4/25) |
1年間リターン | - |
標準偏差 | - |
委託会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
取扱金融機関 | SBI証券・楽天証券 |
出典:『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の設定について
ベンチマーク
ベンチマークは米国株投資家が大好きなS&P500指数です。
この指数は大和証券投資信託が取り扱う【i free S&P500】でも取り扱われていますので珍しいわけではありませんが、これがe-MAXIS slimシリーズで取り扱われるようになったというのが大きいですね。
何せe-MAXIS slimシリーズといえば、信託報酬業界最安をうたい文句とした投資信託界の革命ファンドシリーズです。
その人気は飛ぶ鳥を落とす勢いであり、同シリーズの優良ファンド【eMAXIS Slim 先進国株式インデックス】は設定後1年少々で純資産額140憶円を超える、今最も注目されている商品です。
その人気シリーズに、我々米国株投資家待望のS&P500ファンドが新規設定されるのは楽しみですね。
まだ詳細は未定ですが、これが「つみたてNISA」でも取り扱われるようになってほしいものです。
いや、多分なると思いますよ。
信託報酬
信託報酬は税抜きで0.160%です。
【楽天バンガード全米株(楽天VTI)】の信託報酬も0.160%ですので、完璧にライバルとして当てにきてますね。
しかし【楽天VTI】の運用はアメリカETFの【VTI】を買うだけであり、アメリカETF購入時の消費税はかからないので信託報酬は0.1696%になるそうです。
個人的には、信託報酬0.11%(税抜き)くらいにして周囲をあっと驚かせるかと思っていましたが、流石の三菱投信さんといえどもそれはなかなか容易ではなさそうです。
米国エリアファンド・信託報酬率をまとめてみます。
ファンド 名 | 投資対象 | ファンド信託報酬 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | VTI | 0.1696% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 現物 | 0.1728% |
iFree S&P500インデックス | ivv+現物 | 0.225% |
信託報酬だけで考えると【楽天VTI】の方が有利のようです。
しかしそれでも、【eMAXIS Slim S&P500】が業界最安のS&P500ファンドになったことは間違いありません。
マザーファンド
投資信託をする上で、マザーファンドの資産規模には注意が必要です。
なぜならば、純資産額が少なすぎるとベンチマークからの乖離を起こす可能性が高まるからです。
従来のe-MAXIS slimシリーズは、三菱投信のe-MAXISシリーズ(俗称 Fat)の同じベンチマークのマザーファンドを利用していましたので問題ありませんでした。
しかし、今回はFatシリーズにないファンドなのでマザーファンドの資産額は少ないのではないかという憶測を生みました。
ただこの心配はたわら男爵さんが三菱投信さんに問い合わせて下さり解決できました。
なんとマザーファンドは5年前から設定していたファンドらしく、資産規模は未開示ながらも「かなりの規模」とのことです。
杞憂に終わってよかったですね。
40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ
総評
大人気のe-MAXIS slimシリーズにS&P500ファンドが新規設定されたのはとても喜ばしいことです。
ただ、今までのe-MAXIS slimシリーズのような異次元の低コストファンドとして登場できなかったのは少々さみしい印象を受けました。
よく考えれば今の信託報酬でも十分低コストなんですけど、他のシリーズが業界を驚嘆・震撼させてきたシリーズなだけに、少々心理的なハードルが上がってるのかもしれません。
とは言え、まだ設定すらされていないファンドですから、ここから巻き返していく可能性も十分にあります。
今後のサプライズに乞うご期待!ですね。
Ate breve! Obrigado!
まとめ
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は信託報酬業界最安
- しかし楽天VTIとの先行有利を覆すほどの情報ではなかった
- 今後の巻き返しとつみたてNISAやiDeco導入に注目
Ate breve! Obrigado!
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