ごきげんいかがですか。
むねやんです。
本日は、投資信託のお話。
【ニッセイ外国株式インデックスファンド】についてお話させていただきます。
【ニッセイ外国株】がまたやらかした!
先日、アメリカ株式市場及び世界中の株式市場が暴落に見舞われましたね。
パーセンテージにすればまだまだ暴落と呼ぶほどのものではありませんでしたが、2017年はほとんど下落らしい下落がなかったので、新聞紙面は大騒ぎでした。
皆さま、まさか焦って投げ売りなどされておられませんよね?
利確のための売りはアリですが、狼狽売りはダメ絶対!ですよ。
ところで、株式市場暴落に気をとられてチェックし忘れていましたが、【ニッセイ外国株式インデックスファンド】がまたまたやらかしたそうです。
情報提供は、たわら男爵さんです。
いつもありがとうございます!
ニッセイ外国株、1日で0.22%の上方乖離を出す – 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ
ニッセイ外国株、1日で0.12%の下方乖離を出す – 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ
またも乖離発生!しかも2連発です。
先日の世界株式暴落を受けて、ベンチマークから0.12%の下方乖離、および0.22%の上方乖離を起こしてしまったようです。
これはいけません!いけませんよ!
インデックスファンドとして、致命的な欠点を露呈してしまいました。
何が問題なのか?
端的に言うと、運用精度の問題です。
「上方乖離ならリターンが多かったんだからいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そういう結果オーライの問題ではありません。
インデックスファンドは、市場平均と同じリターンを狙った商品です。
ですから、ベンチマーク(この場合はMSCIコクサイ・インデックス)にピッタリとついていくよう運用していかなくてはならず、それがこの商品群の最も大事なウリであるはずです。
それがこの暴落という一番大事なタイミングで、ベンチマーク乖離という失態をおかしてしまいました。
これでインデックス投資家さんたちからは、完全に信用を失ったことでしょう。
ファンド別比較
先進国株ファンドの騰落率①
ファンド名 | 純資産額 | 騰落率 |
---|---|---|
eMAXIS Slim先進国株 | 47億6300万円 | -4.12% |
たわら先進国株 | 193億7400万円 | -4.13% |
iFree外国株 | 10億1300万円 | -4.13% |
i-SMTグローバル株 | 3300万円 | -4.14% |
Smart-i先進国株 | 1000万円 | -4.18% |
ニッセイ外国株 | 777億9000万円 | -4.24% |
先進国株ファンドの騰落率②
ファンド名 | 純資産額 | 騰落率 |
---|---|---|
eMAXIS Slim先進国株 | 48億8700万円 | 0.66% |
たわら先進国株 | 194億9400万円 | 0.66% |
iFree外国株 | 10億0600万円 | 0.67% |
i-SMTグローバル株 | 3200万円 | 0.69% |
Smart-i先進国株 | 1100万円 | 0.77% |
ニッセイ外国株 | 785億0200万円 | 0.88% |
うわわ!最悪です。
【ニッセイ外国株】は他のライバルファンドから完全に引き離された運用成績を出してしまいました。
私は【Smart-i先進国株】のことは勉強不足でよく分かってないのですが、これはまあ納得はできます。
純資産額も1000万円しかなく、マザーファンドも小さいので、この規模ではベンチマークから乖離してしまっても仕方ありません。
しかし、【ニッセイ外国株】は違います。
純資産が700憶円以上と、今回ご紹介するファンドの中では最も大きな資産を形成しています。
にもかかわらず、これだけのトラッキングエラーを出してしまうとは・・。
しかも肝心の暴落時にです。
これはもう、資産額うんぬんではなく、商品の構造的欠陥、もしくは運用そのものに問題があるのかと疑ってしまいます。
今回が初犯じゃない
ニッセイ外国株は、何かイベントがあると下方乖離を出すのが年中行事となった感があります。
相場の下落によって損をするのは仕方がないことですが、運用技術のまずさによって損をするのは納得できません。
ニッセイ外国株、1日で0.12%の下方乖離を出す – 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ
ご存知の方も多いと思いますが、実は【ニッセイ外国株】の乖離問題は今回が初めてではありません。
2016年11月にも、同じような下方乖離(-0.22%)を起こしています。
この頃といえば、ちょうどトランプ氏とヒラリー氏が大統領候補選を行っていたあたりですね。
このときは【ニッセイ外国株】も設定して間もない頃でした。
ですから、投資家さんたちからは結構非難を浴びながらも「まあ初犯だし、今回だけは許してやろう。」みたいな感じでシャンシャンで終わりました。
私も似たような心境でしたので、この後、ブログでも【ニッセイ外国株】を紹介することもありました。
しかし、ダメでしたね。
彼はまた罪を犯してしまいました。
再発防止に努めていたであろうはずなのに・・。
【判決】Myおすすめファンドから除外決定!
よって、私のオススメする優良ファンド紹介記事から【ニッセイ外国株式インデックスファンド】系商品を対象から外すことにしました。
読者の皆様には非常にご不快な思いをさせてしまって申し訳ないです。
ひとまず、訂正線にて対処しております。
記事の本修正も近日中に行いますので、しばらくお待ちください。
総論
いかがだったでしょうか。
実はむねやん、今でこそMyポートフォリオの投資信託は【楽天VTI】に集中投資してますが、一時、【ニッセイ外国株】を購入していた時期もありました。
2016年後期は、低コスト優良ファンドが次々と誕生しており、先進国ファンドでは【ニッセイ外国株】と【たわら先進国株】がコスト最安商品として頭ひとつ抜けていた時期でした。
この二つのどちらに投資するべきか?
当時の私は、何日ももんもんと悩んだものです。
そんな【ニッセイ外国株】がまたもやらかしてしまうとは・・。
信条としては、怒りよりも寂しさ、悲しさの方が勝っておる状態です。
せっかく「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」4年連続1位に選ばれ、投資家さんたちからの信頼も厚かったのに、この体たらく。
残念ですが、彼はここまでのようです。
私の興味から完全に外れてしまいました。
さようなら【ニッセイ外国株】
どうか、お元気で。
たわら男爵さん、ご協力ありがとうございました!
Ate breve! Obrigado!
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