お金持ちや投資家が何故嫌われるのか。その理由をニーチェ哲学で解説

ごきげんいかがですか。

むねやんです。

今回は、お金持ちや投資家がなぜ嫌われるのか?ついて、ニーチェ哲学を参考にお話しします。

まずは結論

まず結論から述べますと「世の中には強者よりも弱者の方が圧倒的に多く、弱者は「ルサンチマン(嫉妬)」を抱いてしまうため、例えお金持ちや投資家に正当性があったとしてもそれを受け入れられる強さを持ち合わせていないから。」と言えます。

その理由について詳しくお話します。

図書紹介

今回は、フリードリヒ・ニーチェの代表作『ツァラトゥストラはかく語りき』を紹介します。

この本は、「ゾロアスター教の教祖の名を借りた主人公の口を通して、キリスト教的な道徳を否定し、人間自身の可能性を極限まで実現して、権力への意志を遂行する超人の道徳および永劫回帰の思想を説いた。(日本国語大辞典)」20世紀哲学史に燦然と輝く名著です。





以下は「ツァラトゥストラはかく語りき」を読んで、お金持ちや投資家が嫌われる理由ってコレにあてはまるかも?と思ったことを書いて行きます。

※ニーチェ哲学に詳しい方から見れば見当違いも甚だしいと思われるかもしれませんし、実際ニーチェの説く「強者」と」「弱者」は単純な社会成功者と非成功者を意味するものではありませんが、その辺は素人の意見と言うことで何卒ご容赦ください。

弱者の多くはルサンチマンを持っている

皆様は悩みをお持ちですか?

今の自分や生活に満足していますか?

悩みを持つ者の多くは、今の自分の資質や生活レベルに満足していないことがほとんどだと思います。

 

例えばあなたが男性だと仮定しましょう。

あなたは貧乏でルックスもいまいちで、仕事もあまりできなくて、低身長、低学歴の築50年の貧乏長屋に住んでいるモテない男性としましょう。

そしてあなたの隣に、自分より若くてイケメンで金持ちもで、タワマンに住んでフェラーリ持ってて、高学歴、高身長、高収入を持ち合わせているモテモテの男性がいたとしましょう。

どうですか?悔しくないですか?

羨ましいと思いませんか?

怒りと嫉妬の衝動に駆られること間違いないでしょう。

私ならそう思いますね。ああ人生なんて不公平なんだろうと。

 

こういう場合、弱者は強者に対して嫉妬や恨み、怒り、怨念を持ちやすくなります。

例えその格差がその人個人の努力によって後天的にもたらされた者であっても、それを絶対に認めようとはしません。

なぜなら、それを認めてしまうと、自分が悩み苦しみ惨めなのは自己責任だからだ、ということを認めてしまうことになるからです。

そのため、人は他人との格差を自分ではなく、先天的才能や環境、他者からの妨害、運のせいにしがちです。

 

  • 自分がモテないのは女の見る目がないからだ。
  • 自分のルックスが悪いのは親の遺伝子のせいだ。
  • 自分の頭が悪いのは、教師の授業がつまらなかったからだ。
  • 俺が仕事で成果を出せないのは、今の仕事が俺に向いてないからだ。
  • 俺が苦しんでいるのは、社会や政治が悪いからだ。
  • リア充、爆発しろ!

といった具合です。

末人は弱い自分を受け入れられない

そしてお金についても同様です。

お金の格差についてもその人の能力や努力がある程度影響しているのは間違いないはずですが、弱者はそれを受け入れることができません。

なので

  • 金持ちは裏でずるいことをしている
  • 金を稼ぐことは汚いことだ。
  • アイツが金持ちなのは、親が金を持ってるからだ。

と考えてしまうわけです。

 

そして、「俺がももしお金持ちだったら、、、」とか「もし親が金を持ってたら、、」とか、「宝くじが当たったら、、」といったように、「もしも」や「たられば」の妄想に逃げこんで思考停止に陥ります。

このように、目的もなく向上心をもてず現実から逃げて惰性で生きている人のことをニーチェは「末人」と名付けています。

そして、人生がうまくいかない人はほとんどこの末人になってしまうとも説いています。

また、世の中には強者よりも弱者の方が圧倒的に多いため、世の中の多くは末人がたくさんいるし今後も増えていくであろうと語っています。

圧倒的多数の末人に議論しても勝てない

さて、あなたが仮に末人だったとして、投資家や副業している人の成功を素直に喜ぶことができるでしょうか?

ほとんどの場合、それは無理です。

なぜなら、それを認めてしまうと、自分が優秀ではないことを認めてしまうことになるからです。

末人はそれお受け入れられません。

なぜなら向上心も希望も持ち合わせていない弱者だからです。

 

そして、世の中には強者よりも弱者、末人の方が圧倒的に多いです。

仮に成功者側に成功した客観的、合理的な理由があったとしても、圧倒的多数派の弱者のルサンチマンによる数の論理に押し潰されることでしょう。

これが、世の中で投資家が嫌われ受け入れられない理由です。

 

ニーチェは、このような問題に対し「超人」となって克服すべしと提唱しています。

超人に対する解説は長く難解なるので割愛させていただきますが、すごくすごく簡略化して説明すると

「他人からの評価や他者依存を捨て、自分の中に絶対的な価値基準を持つべし。」

ということでしょうか。

 

しかし、懸命な読者様はもうお分かりだと思いますが、末人を脱却し超人に至れる人間はごくわずかです。

そんなに簡単に超人になれるなら苦労はありません。

 

ここからは私個人の意見になりますが、投資家としての成功を万人に認めさせ礼賛してもらうことは不可能だと考えます。

ですので、自分の投資に関するお話を他人に話すことはやめた方が良いです。

トラブルの種になる以外の何者でもなく、ツィートが炎上することがあってもそれは回避できない運命だと思って諦めるしかないかなと思っています。

いくら弁解しようが、ルサンチマンの業火には到底敵わないからです。

 

向上心を持たずに諦めてしまうことはある意味末人に近いともいえますが、実際、このような弱腰対応がもっとも現実的ではないでしょうか?

もしくはそこから超人を目指すのであれば、自分の中に確固たる主義、主張、戦略を持ち、例えどんなに誹謗中傷や炎上騒ぎがあっても決して揺らぐことのない信念を死ぬまで持ち続ける必要があるでしょう。

本来ならば後者であることが進歩的な考えなんでしょうが、、、、

正直それらにいちいち対応するのはちょっと面倒ですし時間もありませんし、そこまでして承認欲求を満たしたいとも思っていません。

ですので、むねやんは今後もルサンチマンを避けつつ、しれーーーっと資産を増やして行きたいともいます。

皆様もむねやんの今後の活躍を静かーーに見守っていてください。

私も皆様の今後のご活躍を草葉の陰から応援しております。

 

ご意見、ご感想お待ちしております。

以上、むねやんでした。

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