
ごきげんいかがですか。
むねやんです。
今回は「お金の勉強」についてのお話です。
子どもに早期からマネーリテラシーを学ばせたい親御さんは是非ご一読下さい。
毎月100円からの投資
先日、フォロワーのuni.さんがこんなことをつぶやいておられました。
今は100円からでも簡単に投資ができる時代
40年間、毎月100円ずつ積立てたとしたら4万8000円
どう考えても老後の蓄えには足りない
でも、投資やお金に対する理解は間違いなく深まる100円ずつ40年間積み立てることに意味はないかもしれないけど、
100円ずつでも投資を始めることには意味があると思う— uni. (@unidot104) 2019年6月15日
ハッとしましたねー。
そうか、投資ってそんなにお金かけなくてもはじめられるんだなぁって。
毎月100円ずつ投資しても、年間1200円、40年でも48000円の支出ですからね。
当たり前と言えば当たり前の話なんですが、投資って元手が大きいほど有利です。
ですから、最終的には利益を追求するプロセスですので、どうしても支出を多くするリスクとそれに見合うリターンのバランスを考えてしまいます。
確かにuni.さんの提案された100円投資は、40年投資しても48000円の支出にしかならないので、仮に好景気がずっと続いて高い利回りが得られたとしても、増える額はたかが知れてます。
それでも、投資を全くしない生活よりも、毎月100円でも投資すれば「投資やお金に対する理解は間違いなく深まる」と仰ってます。
これ本当に良いことをおっしゃってるなぁと感心させられました。
資本主義社会において投資を始めない危険性
私もこうしてブログで「コツコツ投資のススメ」を提案させて頂いてきました。
それは、資本主義社会の構造上、労働者は労力の割に最もお金を稼ぎにくい階級に位置し、その上位にある資本家や投資家の方が楽にお金を稼げるシステムになっているからです。
労働力には体力的・時間的制約がありますが、資本は理論上、無限に増殖させることが可能です。
そのため、戦争や革命などのイレギュラーがない限り、労働者と資本家との格差は開く一方になります。
トマ・ピケティは過去200年間のデータを元に「19世紀から資本家と労働者の格差は拡大してきた」と著書「21世紀の資本論」において説いています。
このことからも、私は少しずつでも良いから、投資を始めてみてはどうかとブログでお話させて頂いております。
もちろん、私も口だけではなく、実際に投資をコツコツと続けておりますし、一応、多少の成果も得ております。
十分なお金はまだまだ形成できてませんが、それでもこうして少しずつお金がお金を生むシステムを利用できてますから、投資を始めて良かったなぁと心底思ってますし、もっと早く知ってればよかったなぁとも思います。
投資を始めることの難しさ
とはいえ、素人にいきなり投資を始めさせるのか、現実、かなり難しいです。
特に日本においては「投資=お金に汚い」だったり、「投資=破産する」といったイメージが根強いですから、こうして私や他の投資ブロガーさんたちが「投資のススメ」をお話しても聞く耳を持たないことが多いです。
何も給料の全額をぶち込めとか、借金してまでやれとか言うつもりは全くありません。
ただ上記のように、我々が資本主義経済圏で生きている限り、その残酷なルールからは逃れられません。
労働者の生活が快適でしょうがない、と思っておられるのなら別ですが、今の生活が苦しいなぁと思われてるのであれば、この世界のルールについてもう少し知っておく必要があるのではないでしょうか?
勉強って何のためにするのか?
話は変わりますが「勉強って何のためにするのか?」って命題は昔からよく聞きますよね。
色々な意見があると思いますが、私は「虫取り網の網目を細かくするため。」だと考えてます。
毎日、生活してると、色々な情報が目や耳に飛び込んできますよね。
でも、それらって意識したり事前に知ってないと、情報のほとんどは右から左へスルーしちゃいませんか?
車に詳しくない人にが道路を走る車を見ても「車」としか認識しません。
でも車に詳しい人なら「あの車は○○でいくらして、しかもあれは〇年生産のカスタマイズしたやつで・・・。」っていう情報を車が通るたびに認識できますよね。
ファッションに詳しい人とそうじゃない人とでは、街を歩いてるだけでも得られる情報量に差が生まれますよね。
スポーツに詳しい人とそうじゃない人とでは、同じ試合を見ても楽しみ方が全然違いますよね。
同様に、事前に何かを学んでおけば、その後、生活で流れ込んでくる情報をキャッチできる量に違いが生まれます。
私はこれを「虫取り網」と呼んでおり、網の目が細かい人ほどより多くの情報と経験を得ることができます。
一方で、網の目が粗い人やそもそも網を張ってない人は、何にもキャッチすることができません。
たわいもないことですが、この違いが幼いころから何年何十年と積み重なってくると、その後の努力ではそうそう埋まることができない程の差になることは想像に難くないでしょう。
特に、僅かでも網がある人と、全く網を張っていない人の差はすさまじいです。
1本でも網があればホコリくらいはつかまりますが、網の無い人はそもそも網を振ろうともしないからです。
金銭的リターンより、まずは知的リターンから
話を元に戻します。
uni.さんの提案する毎月100円投資の良いところは、極わずかな支出で貴重な網の目を1本張ることができる点にあります。
毎月100円投資なら、年間1200円の投資ですから、元手がなくても簡単に始めることができます。
毎月缶ジュース1本未満の出費で、投資家になれます。
たった100円で、投資した会社の社長やCEOよりも偉い立場になれます。
これによって得られるメリットは、利益というよりもむしろ「経験」です。
零細とはいえ曲がりなりにも「投資家」になったわけですから、否が応でも出資した会社の動向が気になります。
今まで何とも思ってなかったけど、告白された途端急に意識しちゃう異性みたいなそんな感じでしょうか?(え?違う?)
トヨタが新車を発表すれば「え?これで株価ってどうなるのかな?」って思いますし、実際、蓋開けてみれば株価が下がってしまって「え?何でそうなるの?そうしてどうして?」って疑問が湧いてくると思います。
新聞やニュースにも目が行くようになります。
今まで何となく見ていた化粧品のCMも「あ、これで購買意欲を掻き立ててるんだな。」って思うようになるでしょうし、街を歩いても広告や看板が今まで以上に目につくようになるでしょう。
マーケティングや広告戦略の勉強にもなります。
自分には関係ないと思っていた日本銀行総裁やトランプ大統領の動向も、発言一つで世界の株価や為替がどれだけ変化するのかよく分かるようになります。
何せ少額とはいえ、自分のお金が日々の他人の動向で上がったり下がったりするわけですから、そりゃあもう必死でウォッチするでしょう。
経済・政治・金融の勉強を身をもって体感することができます。
これって、メチャクチャ割のいい勉強方法だと思いませんか?
毎月数千円かけて、塾やセミナーに参加するよりも、よっぽど身になると思います。
しかもコストは毎月100円で、それも塾代と違って他人のお金に消えていくわけではありません。
あくまで自分のお金であり、レバレッジをかけない限り、まずゼロもしくは負債になることはありません。
元手が少ないので大したリターンにはならないでしょうが、そこから得られる知的財産は計り知れないものになるでしょう。
0より1!まずはやってみよう
むねやんは「宇宙兄弟」というマンガが好きでして、主人公の南波 六太はちょっとドジなところもありますが、時折ぐっとくる名言を残してくれます。
一位と最下位との差なんて大したことねーんだよ
ゴールすることとしないことの差に比べりゃ南波 六太「宇宙兄弟」
とても良い言葉です。
ただ私はこうも思うんですよね。
一位とビリとの差なんて大したことねーんだよ
スタートした奴としてない奴の差に比べりゃむねやん
えーっと、ごめんなさい、完全にパクッますww。
ですが、これはいつも私が思い続けていることです。
「0点と1点との差は、1点と100点の差はよりも大きい」と常々考えてます。
網を僅かでも張ってる者と、網を振るつもりもない者との違いはデカイです。
ですから、私も普段から「何事もまずやってみる」ということを心がけています。
やってみて、好き嫌いやできるできないがあるのならそれで良いと思います。
その経験が、その後の経験値をどれだけ拾えるかに生きてきます。
ですからまずは、何事も始めてみてはどうでしょう?
毎月たった100円です。
仮に損をしたとしても、それほどの痛手にはなりません。
網を細かくしたければそこから更にのめり込めばよいし、やってみても面白くないと思えば止めれば良いだけの話なのです。
子どもが幼いうちから始めるのも良いでしょう。
しかし、それによって得られる経験値は計り知れず、その後も経験値は複利でどんどん増えていきます。
大げさですが、世界観が変わるかもしれませんよ。
実際、投資を始めるまで「お金の話ははしたないことだ」と信じていた私がそうでしたから。
投資は、世界中の賢い人たちが命の次に大事な「お金」を使って日々真剣に取り組んでいる「世界で一番エキサイティングなゲーム」です。
これに参加せずに人生を全うするなんて損だとは思いませんか?
まずは毎月100円から、慣れればちょっとずつお金を増やし、企業経営や経済の事が分かるようになってくれば、更にチャレンジしてみるのもいかがでしょうか?
ただし、いきなり大金を投入するのは危険ですから、そこはご注意を。
まずは楽しみましょう!
Let’s Enjoy!!
結論

ジュニアNISAはもう始めてるけど、それとは別に100円投資を子ども早いうちから始めさせてみたいな。

たった100円でお金や経済の勉強が身をもって体験できるならコスパ高いと思うぞ。
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虫取り網理論とはとても分かり易い表現だなぁと思いました。
確かに新聞ひとつとっても、網目の人とそうでないひとでは、情報から得られる2次的な思考に違いがでると思います。
<「0点と1点との差は、1点と100点の差はよりも大きい」と常々考えてます。
結局何事もできるかできないかではなくって、するかしないかの差なんじゃないかなって思います。できるかできないかを考えてる時って、したくない理由を探している時だなって。
うえぞん 様
コメントありがとうございます!
そうですねー。
私もそうですけど、つい頭でっかちになってしまって、なかなか行動に移せない人いますよねー。
でも100円投資なら、凄く少ないコストで投資の楽しい部分、難しい部分を体験できると思いました。
いつかしよういつかしようと考えるよりも、まずは100円投資でプチ体験しておけば、その後数十年の経験値に大きな影響を与えると思います。
まずは実践!これ大事ですね。