
ごきげんいかがですか。
むねやんです。
今回は株価下落時の対応についてのお話です。
株価下落が続き、不安になってませんか?
ここ最近、株式市場の不振が続いています。
2017年までずっと好調に株価が上昇してきただけに、今回の10月の株価急落とその後の低迷に驚いておられる投資家さんもおられると思います。
特にここ最近になって資産運用を始めた投資ルーキーの方々の中には、生きた心地がしない人もおられるのではないでしょうか?
マーケット下落時にこそ、投資家の土壇場の底力が試されるとき。
何とか落ち着いて、冷静な判断をしていただきたいし、自分もそうしたいと思っています。

楽観も悲観もせず、落ち着いていきましょう!
株価下落時は本当にバーゲンセールなのか?
さて、そんなマーケットの騒ぎをよそに、投資家の中には「今こそ株価のバーゲンセールだ!」として資金を投入される猛者の方々もおられます。
ただ中には、少し焦って買い増ししすぎでは?と思われる方も見受けられます。
もちろん、ベテラン投資家さんの「バーゲンセール」の声に素直に従い。逆風の中で大切な資金を思い切って投入される勇気と決断力はすごいと思います。
しかし今が一時的な下落なのか、それともまだずっと先に大きな大きな底があるのかは誰にも分かりません。
初心者が今、焦って資金を集中投資するのはちょっとリスクがあるのではないかな?と私は危惧します。
リーマンショックのときの状況を思い出してみよう
私は10年前のリーマンショック(サブプライムローン問題)を一応、投資家として経験しております。
あのときの状況を思い出しながら、下落時に「落ちるナイフをつかむ」のが如何に難しいのかを考えてみます。
リーマンショックの簡単な解説
まず、リーマンショックの説明を簡単におさらいしておきます。
アメリカの大手証券会社・投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)(2008年9月15日)が引き金となった世界的な金融危機および世界同時不況。リーマン・ショックLehman shockは和製英語で、英語圏ではthe collapse of Lehman BrothersやBankruptcy of Lehman Brothersと表すことが多い。世界のほとんどの国の株式相場が暴落し、金融システム不安から国際的な金融収縮が起きた。株価暴落による逆資産効果は世界最大の消費国アメリカで深刻な消費減退を招き、対米輸出不振を通じて、アメリカばかりでなくヨーロッパ、日本が第二次世界大戦後初の同時マイナス成長に陥った。2008年の1年間に主要国の株式相場は大幅に下落(アメリカ36%、イギリス33%、日本42%)し、さらにヘッジファンドが資金を一気に引き揚げたロシア(72%)、中国・上海(65%)、インド(52%)など新興国の株価暴落が目だった。
出典:日本大百科全書
アメリカ住宅バブル崩壊後の一番底で買っていたらどうだったか?
さて、リーマンショックは2008年9月のリーマンブラザーズ経営破綻までをピークにその後急落したと思われがちですが、実はもっと前から景気後退の雰囲気は漂っていました。
2006年に住宅価格の下落が始まり,2007年に入るとサブプライムローンの不良債権化が表面化し始め、大手投資銀行は軒並み経営不振に陥っていました。
2007年6月には住宅バブルが崩壊し、2007年12月にはアメリカ経済はほぼ景気後退局面に入っていると言ってよい状況ででした。
さて、ここからはご自身が今、2007年にいると想像してお読みください。
仮に私が2007年の住宅バブル崩壊直後の一番底、その後いったん株価が下げ止まった2018年3月のタイミングでに全財産を投入したとしましょう。
このときのS&P500株価指数は「1272」でした。
その前の最高値「1565」に比べれば随分と安く仕込むことができました。
2018年3月以降は株価は回復し、一時「1425」を打ち底値から10%以上の上昇に成功します。
この状況だけを見れば、完全に底値買いが成功できたと思うでしょう。
最悪、資金の半分が失われていたという恐怖
しかし、その後はご存知の通り、リーマンブラザーズのやメリルリンチの経営破綻を発端に全世界金融危機が起こります。
S&P500株価指数は一時「676」まで下がりました。
一番底のときと比べれば約半分になっています。
絶望的過ぎて言葉になりませんね。
今の私たちならばリーマンショック後の底値の時期が分かりますが、2007~2008年の当時を生きていた人たちにとってこの状況が果たして予測できたでしょうか?
これが時間分散を駆使して、長いスパンでコツコツと資産投資ができていればここまでの被害はなかったと思います。
バーゲンセールだからと言って、慌てて資金を集中投資するのはそれなりにリスクもあるのです。
所感
いかがですか?
確かにアメリカ経済はまだまだ堅調であり、今回の株価下落が一時的なものにすぎない可能性は十分にあります。
もし今後数年先もこのまま株価が上昇すると思われるなら、今回の底値付近で一気に資金投入するのが一番高いパフォーマンスを閲られるでしょう。
しかし、上記のチャートを見て頂ければわかると思いますが、住宅価格が急落したり、金融機関の経営不振が表面化し始めても、1年間強くらいは株価は下落せずにときにはジワリと上げることもありました。
当時のバンカーやプロの投資家のほとんどが、まだしばらく好景気は続くであろうと浮き足だっていたのです。
金融の素人である我々が、今回の下落が一時的なもので終わるとどうして予想できるでしょうか?
株価下落を安値買いのチャンスとしてチャレンジするのは悪いことではありませんが、もしかしたら資金が底をついた直後に株価が急落し資産が半分になってしまう可能性もありますので、その心の準備だけはしておいた方が良いかと思います。
落ちるナイフをつかむとはそういうことです。

ビビリの私は今回も定期積み増しをコツコツ続けようと思います。

才能のない人間は無難が一番!
まとめ
- 株価下落時は確かに安値買いのチャンスだ
- しかし下落がいつまで続き、いつ回復するのかは誰にも分からない
- 素人投資家の私は今後も無難に定期積立を焦らず続けていこうと思う。
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一度設定すればほったらかしでOKなので楽ちんです!
資産の時間分散に加えて地域分散もできていれば、暴落時も少しは気持ちが楽になりますね。