投資信託 全世界ファンドを比較!楽天全世界/のむら外国株/eMAXISslim全世界

ごきげんいかがですか。
むねやんです。

本日は、全世界株ファンドについてのお話です。

【eMAXIS Slim 全世界株式】登場

三菱UFJ国際投信が2018年3月19日付で、【eMAXIS Slim 全世界株式】を設定するそうです。

信託報酬は、驚異の0.153%(税込)とのこと。

全世界に幅広く投資することはリスク分散に大いに効果的だと言われていますが、これを自分で設定するとなると非常に面倒ですし、今まではコストもそこそこかかっていました。
それをわずか0.153%のコストで運用できるとなると、コストパフォーマンスは十分ですね。

また世界株ファンドを買っておくと、リバランスを自動で行ってくれますので、運用保守の手間も省けます。

突き詰めると、自分で設定した方がコストは安く抑えられるようですが、手間も結構かかりますので、それならば世界株ファンドを買っておいた方が時間のゆとりもとれていいかなぁと思っています。

全世界ファンドとの比較・まとめ

さて気がつけば、全世界株ファンドもバリュエーションが増えてきましたね。
全世界ファンドとして人気なのは【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】【野村つみたて外国株投信】などがありますが、どれが1番よいのでしょう?
ちょっと整理してみました。

なお実質コストの数値は、たわら男爵さんからご拝借いただいております。
いつもお世話になってます!

信託報酬

優良ファンドのひとつの目安として「信託報酬の低さ」がありますが、これは【eMAXIS Slim 全世界株式】が圧勝ですね。
後続に0.05%以上の差をつけています。
信託報酬、0.1%台というのは、見た目のインパクトも大きいです。

実質コスト

実質コストでは、若干ではありますが【野村つみたて外国株投信】が優位になると予測されます。
つまり、信託報酬以外の隠れたコストは【野村つみたて外国株投信】が最も良心的ということですね。

一方、期待の【eMAXIS Slim 全世界株式】は隠れコストが0.1%以上あります。
これは結構大きいですね。
他の【eMAXIS slim】シリーズも気を付けておかないといけないかもしれません。

【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】は、コスト面で大きく引き離されてますね。
実質コストだけなら0.2796%となり、他の2つのファンドにもう少し肉薄するかもしれません。
しかし、米国ETFを買い付けに伴う三重課税コストを含めると、その差は0.14%におなりますので、これはリターンに影響するのではないかと思います。

純資産額

純資産額は、【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】が圧倒的に優位です。
投信ブロガー界隈に元々人気のあった【VT】の投資信託版ですし、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」では初登場第1位を獲得していますので、今後も純資産額は伸びると思われます。

【野村つみたて外国株投信】の純資産額は一歩譲る印象を受けますが、設定来5か月ほどでこれだけ資産を増やしていれば十分な実績です。

【eMAXIS Slim 全世界株式】はまだ未設定ですので値はゼロですが、今後は【eMAXIS slim】シリーズの人気も後押しして純資産額は大きくなると予想されます。

今後の予想

私の単なる勘ですが、今後は【eMAXIS Slim 全世界株式】が非常に伸びてくると思います。

実質コストでは【野村つみたて外国株投信】に劣っているものの、熱心な投資家さんはともかく一般的な消費者は実質コストにまで着目しませんので、やはり信託報酬0.1%台というインパクトが支持者増加に多きく貢献すると思います。
また【eMAXIS slim】シリーズは常に信託報酬同種最安を目指しますので、将来的にもコスト最安ファンドを見直す必要がないのも大きなメリットです。



しかし欠点として、日本株に投資をしていない点があげられます。
どうしても「ホーム・カントリー・バイアス」は入ってしまいますので、複数のファンドを比較したときに、ついつい日本株を含む【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】が優位に働く可能性があります。

また【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】には、1兆円を超える規模と実績があるマザーETFの【VT】があります。
日本には【VT】ファンも根強くおりますので、今後もこの牙城はなかなか崩せないと予想しています。



逆に、どっちつかずになってしまったのが【野村つみたて外国株投信】かなぁという印象です。
断っておきますが、こちらも非常に優秀な低コストファンドには間違いありません。

しかし、同じベンチマークの商品には【eMAXIS Slim 全世界株式】がありますので、いい勝負をしたとしても今後の純資産額の伸びは鈍化すると思われます。

まとめ

・今後は【eMAXIS Slim 全世界株式】が躍進すると予想。
・それでもまだ【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】が人気1位をキープすると思う。
・【楽天・全世界株式インデックス・ファンド】のコスト問題が今後どうなるのか、要チェック。