
ごきげんいかがですか?
むねやんです。
今回は暴落やBADニュースが流れてきても、慌てて投資からリタイアしないコツをお話しします。
とにかく悪いニュースが続いている
ここしばらく、むねろぐではずっと新型コロナウィルスに関する暴落情報を紹介して参りました。
本当はあまりネガティブな情報ばかりを流したくはないのですが、最近、本当に色々なビッグニュース(主にBADニュース)が飛び込んでくるため、そこを取り上げないわけにはいきませんでした。
最近だと、米シェールガス企業のホワイティング・ペトロリアムが破産しました。
石油生産の米ホワイティング・ペトロリアムが連邦破産法の適用を申請した。
世界的な原油価格の急落で債務を抱えるシェール掘削業者は存続が厳しくなっており、このあおりを受ける最初の大手企業となった。
ホワイティングは連邦破産法11条に基づく会社更生手続きをテキサス州南部地区の連邦破産裁判所に申請した。裁判所への提出文書で明らかになった。負債は36億ドル(約3900億円)、資産は76億ドルで、4月1日時点で債券保有者と再編条件について交渉している。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-01/Q840HQT0G1KZ01
3月上旬、OPECを主導するサウジアラビアと非加盟のロシアとの間で原油減産の交渉が決裂しました。
これにより、サウジアラビアが大幅増産を表明したことで原油相場が急落、併せて新型コロナウィルスによる原油需要減少に伴い、原油は1バレル20ドルを下回ります。
その結果、生産コストの高い米シェールガス企業の採算が取れなくなり、資金繰りの不安が懸念されていました。
先日の記事で、むねやんは「原油安に伴うエネルギー関連企業の連鎖倒産の恐れがあるため、もうしばらく買い増しを控えます。」との指針を表明しましたが、その記事の翌日にホワイティング・ペトロリアム倒産のニュースが流れたときは驚きました。
うわー、これで石油企業が連鎖倒産になったらどうしよう!?

今のうちに売るのか?それとも逆に買い増すのか?それとも底値はまだ先なのか?
オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ

落ち着け。
一方で良いニュースも流れ始めた
一方、上記ニュースの翌日には、原油相場急回復のニュースが流れ、市場に久々の楽観ムードが漂いました。
トランプ大統領が2日、原油に関してツイートしたことをきっかけに、原油価格が上昇に転じた。
トランプ大統領は、サウジアラビアのムハンマド皇太子と会談し、サウジアラビアとロシアが原油生産を日量約1000万バレル削減することで合意する見通しだとツイッターに投稿した。サウジアラビアはトランプ大統領のツイートに続いて、OPEC(石油輸出国機構)並びに、ロシアなど非加盟主要産油国を加えたOPECプラスに緊急会合を呼び掛けたと発表し、他国が減産に合意すれば、サウジアラビア自身も減産する姿勢を示した。
また、ロシアメディアは、プーチン大統領がロシア石油大手企業の幹部に対し、原油価格の急落を反転させるために、産油国は協調減産に踏み切るべきで、世界全体で日量約1000万バレル前後の減産は可能だと発言したことを報じた。プーチン大統領はまた、ロシアがサウジアラビアと緊密に連絡を取り合っているとし、米国と接触したことも認めたようである。
WTI先物は2日に5.01ドル(前日比25%)高、3日もさらに3.02ドル(前日比12%)高の1バレル=28.34ドルで引けた。
このニュースだけで市場が安定化するとは考えにくいですが、少なくとも不安材料ばかりだった市場はこれに好感を持ち、株価は急上昇しました。
また一時期80を超えていた不安指数であるVIX指数も、現在はやく半分程度に落ち着きを取り戻しています。

うわー、株は今が買いなのか?早く買わないと安く買い損ねてしまうのか!?
オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ

だから落ち着け。
不安が続く市場にメンタルをやられないためには
このように、良いニュースと悪いニュースが続く状況において、投資家はメンタルをすり減らすことが多くなると思います。
株価が下がり続けるのであればそれに備えれば良いですし、その逆もまた然りです。
しかし現在の様に、ボラティリティも高く状況が好転するのか悪化するのか読めない状況では、僅かなミスが後の成績に影響を与えるかもしれないと不安になるからです。
こんなとき、投資家はどうやって自身の精神を落ち着かせれば良いのでしょうか?
素人の私の自論になりますが、まずは自身の投資戦略を改めて再確認しておく必要があると思います。
私の場合ですと、資産の約50%を米国株インデックス投資に、残り50%米国株高配当再投資につぎ込んでいます。
インデックス投資は市場平均以上のパフォーマンスを狙わず、あくまで市場と同じ値動きをトレースするわけですから、株価が上がろうが下がろうが機械的に淡々と積み増しするだけです。
また高配当再投資戦略は、株価が下落し不況が続くそのときこそ、最もその実力が発揮されるときでもあります。
株価が下がれば、相対的に上がった配当利回りを再投資することによってじわじわと株を積み増しすることができます。
株価が回復するならするで、減配リスクが回避されたと思って安堵すれば良いのです。
ようするに、私の投資戦略は市場がどう転ぼうとも、安心できるように設計してるわけです。
だから、少々市場がガタついても、私のメンタルはびくともしません。
もし、このようなボラティリティの高い状況において不安で不安で仕方がないと考えている投資家の方がおられるのであれば、自身の投資戦略に自信や裏付けとなる根拠が不足していると言わざるを得ません。
もしそうなのだとしたら、厳しいようですがあまり長期投資には向いておられないようなので、大きな火傷を負わないうちに市場から撤退するのも一つの考えだと思います。
今の状況を楽しめる余裕を持とう
上記の投資戦略はあくまで私の投資方針であって、この戦略が絶対に成功する戦略である保証はどこにもありません。
ただ、私も若輩ながら何十冊もの投資本に目を通し、色々な投資家の方々からアドバイスを頂き、何度も何度も投資で痛い目を見てきた経験を持って、現在の投資戦略に行きついております。
なので、私は現在の投資戦略を自身が納得し切った上で継続しており、戦略を支えられるだけの根拠も備えています。
だからこそ、市場が暴落しても比較的安心して投資を続けられますし、日常生活でも不安になるようなことなはないのです。
現在は市場が極めて不安定な状況であり、もしかするとリーマンショック以上の不況が訪れるかもしれないと言う意見もあります。
ただもし不況がきたとしても、自分がよく研究し、未来に渡り永続的に成長し生き残る企業に投資できているのであれば、その企業はきっと今回のコロナショックも倒産することなく乗り越えるでしょう。
むしろ、そんな底力のある優良企業を安く買い増せるチャンスでもあります。
長期投資は市場の安定が続くとリターンは少ないものです。
逆に暴落・不況があって、そのときでも勇気を持って投資できた人が、将来大きく躍進できます。
バリュー投資でもグロース投資でも良いですし、ロング&ショート戦略でも良いです。
株式でもFXでも不動産投資でも良いです。
投資に正解はありませんが、自身の投資方針に列記とした根拠と自信を持ち、全て自己の責任において納得した上で資産形成を図りたいですね。
そうすれば投資をもっと長く楽しめるのではないでしょうか?

それでも毎日、チャートは見ちゃうんだよねぇ。

まあそれも楽しみ方の一つだよな。
まとめ
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ご機嫌いかがですか。 むねやんです。 前回までは、むねやんの昔話に長くお付き合いいただきありがとうございました…
投資戦略は妄信するものではありません。 状況に応じて見直しすることも大事です。
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