危険!新型コロナウイルスの不安につけ込む「詐欺」にご注意!

ごきげんいかがですか。

むねやんです。

今回は、新型コロナ騒動に託けた怪しい話に騙されないためのお話です。

おかしな記事を見つけた

先日、以下のような記事を見つけました。

記事の内容は「コロナ不況が本格的になる前に、マイホームは絶対に建てておけ!」という内容でした。

しかも1年以内」という期限付きです。

何故1年以内に、しかもマイホームなのかと言うと、記事を書いた不動産コンサルタント(この時点で怪しい)によると、「コロナショックでハイパーインフレが起こるだろうから、今のうちに住宅ローンを借りなければあなたは貧乏人になる!」ということでした。

詳しくはこちらをどうぞ

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200409-00234191-diamond-bus_all&p=1

めちゃくちゃ不安を煽ってくる

弊ブログをお読みの懸命な読者の皆様はもうお分かりのことと思いますが、なかなかの暴論です。

もちろん、世の中がコロナショックのため大胆な金融緩和政策を行なっているのは確かです。

そしてその結果、アフターコロナではインフレの動きが加速する可能性は十分にあります。

ただそれが即時ハイパーインフレになるわけではないのですが、何故かこの記事では「物価が約70倍になる」という前提のまま論を展開しています。

 

下記は記事の一文です。

借金をたくさんしているほど、膨れる資産は多くなる。戦後のハイパーインフレのように物価が70倍になれば、5000万円のマンションの価値は35億円になっていて、借金は4500万円のままだ。これは自分が出した現金500万円に対して、借金で5000万円の資産を手に入れているのと同じことになり、いわゆるレバレッジ効果は10倍となる。このように、有事の際の持ち家は生活防衛に役立つのだ。

むねやんむねやん

物価が本当に70倍になるんならね。

はるやんはるやん

執筆者は勿論だが、掲載した雑誌もちゃんと精査したのか疑問だな。

情報弱者の不安をついてくる業者たち

物価が70倍になることがあれば確かにそれも当てはまるかもしれませんが、日本は戦中のように急ぎ戦費が必要な状況ではないですし、近年の国債はほぼ円建てで発行されているのですから、戦後のような急激なハイパーインフレが起こる可能性はゼロとは申しませんがかなり低いと私は考えてます。

逆に経済が停滞して消費や賃金が冷え込めばデフレが進む可能性もあるのですが、この記事ではそこには全く触れていません。

そもそもインフレが進んでお金の価値が下がると、最も困るのは現在預金をため込んでいるお金持ちや老人世代です。

政治家が自分たちや投票率の高い資産家・高齢世代に不利な政策を喜んで進めるとは思えないので、仮にインフレが起こるとしても緩やかに進むと思われます。

新興国ならともかく、日本においてハイパーインフレがそうそう起こるものではないことは、経済の流れをちょっと理解していればすぐ分かりそうなものです。

ただ、現在のように新型コロナ騒動で社会や経済がパニックに陥っている状況では、このように人の不安を煽りながら無理やりお金を出させようとする輩がいつの世も現れます。

どうか皆様にはそのような怪しいビジネスに引っかからないようご注意いただきたく存じます。

むねやんむねやん

リーマンショックのときも「ハイパーインフレが〜」とか「資本主義社会終わった!」とかメチャクチャ煽ってたよね。

はるやんはるやん

結局、日本ではハイパーインフレも起こらなかったし、資本主義も崩壊してないしな。

詐欺に騙されず、冷静な対応を!

記事には以下のような一文もあります。

そんな価格が軟調になりそうなときだからこそ、自宅は絶対に買っておかないといけない。家を持っていないと、「底なしの貧乏人」になる可能性があるからだ。

「底なし貧乏」とかなり刺激的なワードで煽ってきますね。

しかし今後、新型コロナウィルスの影響で賃金カットやリストラにあうかもしれないのに、わざわざ借金してまで家を買うのはかなりリスキーだと私は思います。

マイホームを購入することを否定はしませんし、夢のある話だとは思いますが、少なくとも「絶対に買っておかないといけない」ことは決してありません。

 

不動産業界としては、まだ人々の金銭的体力のあるうちにさっさと家を売ってしまいたいというのが本音でしょう。

家を買わないと底無しの貧乏になるのは実は彼らの方なのですが、言葉巧みに消費者を誘導し家を買わせようとする手法は悔しいけれど流石だと思います。

 

今回は不動産に関する記事を取り上げましたが、これはまだかわいいものです。

新型コロナウィルス騒動にかこつけてモノを買わせようとする、更にタチの悪い悪徳業者はいくらでも現れるでしょう。

商売ですから多少の誇張や印象操作も当然あるとは思いますが、少なくとも詐欺はいけませんし、自分たちも詐欺の危険から身を守らねばなりません。

大事な資産を守るためにも、普段から「お金の勉強」をちゃんとしておかなくてはいけませんね。

むねやんむねやん

「お金の勉強」はお金を守るためにもきちんと習得しておきましょう!

はるやんはるやん

さもないと簡単に詐欺に引っかかるかもしれませんよ。

まとめ

  • 新型コロナウィルス騒動の不安に付け込んだ詐欺が今後増えるかもしれない
  • 詐欺に引っかからないためにも、「お金の知識」はちゃんと勉強しておこう

Ate breve! Obrigado!
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一見、良さそうな印象を与えても、実は中身は大したことはないという商品がたくさんあるものです。

自分の判断でこれが詐欺かどうか分からない方は、お友達や専門家に相談するのが一番簡単で安心できるかもしれませんね。