
ごきげんいかがですか?
むねやんです。
今回は、下落中の米国株の買い増しを私が控えている理由をお話します。
アップダウンを繰り返す市場
コロナショック以降、アメリカS&P500指数は一時、高値から約30 %下落しました。
ここ数日は株価を戻したり、また下げたりを繰り返しております。
ある人は言いました。
「株価は底を打った!今が買いだ!」
またある人は言いました。
「株価はまだまだ下がる!今は待ちだ!」
どちらが正解かは、プロの投資家でも分かりません。
でも、買うにしろ待つにしろ、投資をしている以上何かしらの決断をしなくてはなりません。
このような状況において、我々素人投資家はどうすれば良いのでしょうか?

一体、誰の言うことを信じたらいいんだ!オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ

落ち着け。
私ならどうする?
ここからは、素人投資家の私の判断です。
私は今のところ、普段からやっている定期積立を除き、資産の買い増しをセーブすることにしています。
つまり、株価がまだ下がる余地があると踏んでおります。
なぜなら、一見、株価は回復傾向に見えますが、以下の致命的な問題が未だ改善されていないからです。
私が特に懸念しているのが以下の2つです。
コロナウィルスの拡大がまだ止まらない
新型コロナウィルスの感染者数が全世界で60万人突破しました。
死者数は2万7千人に及ぶと発表されています。
昨年末から中国を発端に新型コロナウィルスの拡大が警戒されていましたが、現在は中国以上に欧米のパンデミックが著しいです。
少し前はイタリアの感染者数が世界最多でしたが、現在はアメリカの感染者数が10万人を超えて世界1位、次いでイタリアが7万人を突破しています。
このような状況を受けて、中国を始めとした貿易関連の取引低下、各国のロックダウンや渡航・外出禁止令によるインバウンド及びサービス消費の冷え込みが急激に起こっており、各企業の収益低下や倒産リスクが高まっています。
新型コロナウイルスがパンデミックに発展したことで、各国での需要の落ち込みを考慮し、世界経済見通しを大幅下方修正。各地での感染ピークを3~4月、7月には経済も正常化するとの前提で、2020年後半から2021年にかけて回復するとの予想は維持
2月予測からの主な変更点は、①新型コロナウイルスによる中国経済への影響を見直したことで中国の成長率を大幅に下方修正、②中国の見通し変更に伴いグローバルな波及効果を見直し、③グローバルな感染拡散を受けてサービス消費など日米欧の内需を下方修正
各国の金融緩和や景気対策は2020年後半以降の景気の押し上げに寄与する見込み。なお、感染拡大が長期化した場合、雇用や所得の悪化による更なる需要の落ち込みなどのセカンド・ラウンド・エフェクトが発生し、世界経済の落ち込みは一段と激しくなる可能性
日本経済は、①中国経済低迷に伴う財輸出の低下、国内コロナウイルス影響による②インバウンド需要の低迷や③サービス消費の低下、④収益悪化を受けた設備投資の減少から、2020年前半に低迷。2020年度のGDP成長率は2014年度以来のマイナスに。2021年度は世界経済の回復に伴い輸出が持ち直すほか、内需も回復に向かい、緩やかな成長を予想
この問題を解決するにはコロナウィルス・パンデミックの終息が不可欠ですが、アビガン等の治療薬が登場し始めたとは言え未だ臨床段階であり、決定的な突破口には未だ至っていません。

FRBがゼロ金利政策を出しても、トランプ大統領が金融緩和政策を打ち出してるんだけどねぇ。

消費が冷え込んでお金が回らないんじゃ効果薄だな。
原油安が止まらない
原油価格の急落が続いています。
今年の初め、1バレル60ドルほどだった原油先物価格が、3月以降一気に急落し、一時は3分の1の20ドルを下回りました。
原因は、2月ごろから新型コロナウィルス騒動によりガソリン等の原油消費が冷え込んだこと、そして3月6日の産油国間の交渉が失敗したことと言われています。
石油に代わる代替エネルギーとして注目されているシェールガスですが、1バレル40〜50ドルないと採算がとれないと言われており、今回の原油価格下落で業績不振や倒産のリスクが高まっています。
結果、シェールガス企業を含むリスクの高い「米国低格付け債」が原油価格下落と共に急落しています。
米国の低格付け債の利回りが最も信用力の高い米国債の利回りよりもどれぐらい高いかを示す「クレジットスプレッド」という指標があります。みずほ総合研究所によると、3月13日時点でリーマン・ショックのときよりも高くなっている、つまり投資家に売られているのはエネルギー業種だけです。ただ、シェール業者の破綻が相次げば、ほかの業種も大きく売られる可能性があります。

オイルメジャーの倒産や減配だけは勘弁してくれい!

戦争の引き金にならなきゃいいが・・。
米雇用統計の発表を待つことにする
上記のように、全世界の経済は急激に落ち込んでおり、新型コロナによる景気後退・リセッションが起こり始めていると警鐘を鳴らす専門家もいます。
事実、国際金融協会(IIF)は2020年の世界経済成長率がマイナス1.5%に落ち込むとの見通しを発表しました。
日本はマイナス2.6%、米国がマイナス2.8%、ユーロ圏がマイナス4.7%と、主要国・地域の総崩れを予想しています。
このように、一見、市場は回復したように見えても、実体経済はまだまだボロボロ、青息吐息の状態です。
素人考えですが、よって今回の株価回復は一時的なものに終わるんじゃないかと予想しています。
もし株の買い増しをするとしても、差し当たって4月の第一金曜日に発表されるアメリカ雇用統計の結果を見てから考えようと思っています。
これまでずっと安定していた雇用統計結果も、流石に今回は非常に悪い結果になるでしょう。
これによって株価は急落するのか?それとも既に市場は織り込み済みなのか?
まだまだ米国株式市場から目が離せませない日々が続きそうです。

実生活への不安ももちろんあるけど、投資家としては何だか逆にワクワクしてきたわ。

できれば4月の企業決算と市場の動きも見ておきたいところだな。
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暴落時は誰しも不安なものですが、自分の投資戦略を信じぬく、また信じぬけるだけの投資戦略を準備しておくことが大事です。
1年前から結構、リセッションを示唆する情報が飛び交っていました。 どの情報を受け入れ、どの情報を切り捨てるのか? 情報リテラシーが投資家には求められますね。