ごきげんいかがですか。
むねやんです。

今回は米国株高配当ETFである【VYM】【HDV】【SPYD】の比較記事です。

ステートストリートの高配当ETF【SPYD】が新登場

先日、ステートストリートSPDR(スパイダー)シリーズのETF18銘柄がマネックス証券とSBI証券で取り扱いが開始されました。

ステートストリートと言えば、米国最古&運用総額ナンバーワンの【SPY】を取り扱う世界第3位のETF運用会社です。

今回を機に、高配当・再投資戦略に応用できそうなETF【SPYD】が日本でも取扱い可能となりました。
しかも、経費率は0.07%と格安です!

むねやんむねやん

SPDRには高配当ETF【SDY】もあったけど、経費率が0.35%とやや高めでしたからね

私が注目する高配当ETF

私のポートフォリオは高配当ETFである【VYM】【HDV】を中心に構成されています。

今まで低コスト高配当ETFといえは実質【VYM】【HDV】の2択でしたが、今回の【SPYD】の導入で更に戦略の幅が広がることになるのでしょうか?

さっそく3つのETFを比較・検討してみることにしました。

※以下は2018/7/16時点のデータです。

【VYM】




名称バンガード ハイディビデンドイールドETF
ティッカーVYM
設定日2006/11/16
指数FTSE ハイディビデンド イールド インデックス
経費率0.08%
株価85.01$
乖離率52週0.01%
出来高470,355
資産総額21.192十億$
直近配当利回り2.97%
組入銘柄数380
売買回転率9.00%
1年リターン11.08%
3年リターン10.67%
5年リターン10.99%







参照:バンガード・インベストメント・ジャパン

【HDV】




名称iシェアーズコア 米国高配当株 ETF
ティッカーHDV
設定日2011/3/29
指数モーニングスター配当フォーカス指数
経費率0.08%
株価86.29$
乖離率52週0.00%
出来高180,887
資産総額5.746十億$
直近配当利回り3.69%
組入銘柄数77
売買回転率46.0%
1年リターン7.61%
3年リターン8.37%
5年リターン8.32%







参照:ブラックロック・ジャパン

【SPYD】




名称SPDR ポートフォリオ S&P 500® 高配当株式 ETF
ティッカーSPYD
指数S&P 500 高配当指数
保有銘柄数80
設定日2015/10/21
株価37.37$
経費率0.07%
出来高70,532
資産総額0.600億$
直近配当利回り4.03%
組入銘柄数80
売買回転率40.0%
1年リターン10.76%







参照:ステート・ストリート・ グローバル・ アドバイザーズ

比較一覧表

 VYMHDVSPYD
設定日2006/11/162011/3/292015/10/21
経費率0.08%0.08%0.07%
株価85.01$86.29$37.37$
出来高470,355180,88770,532
資産総額21.192十億$5.746十億$0.600十億$
直近配当利回り2.97%3.69%4.03%
組入銘柄数3807780
売買回転率40.0%46.0%9.0%
1年リターン11.08%7.61%10.76%

過去トータルリターン比較

【SPY】:【VYM】:【HDV】:【SPYD】

過去1年



最大比較可能期間(約2年3か月)



評価

経費率

経費率は【SPYD】の0.07%が【VYM】【HDV】の0.08%をわずかに上回っています。
とはいえ、その差はわずか0.01%。
コストは安ければ安いに越したことはありませんが、そこまで決定的な差ではなさそうでし、どのETFも十分低コストです。

株価

株価は【SPYD】が最もお求めやすい価格になっていますね。
これ自体がリターンに大きな影響を及ぼすことはないでしょうが、1単位の株価が安ければちょっとお金が貯まればすぐに購入することができるので、配当再投資戦略やNISA枠をギリギリまで埋めたい人には向いているかもしれません。

出来高&総資産

こちらに関しては【SPYD】の完敗です。
出来高や総資産額はETFの健全性や流動性を図る上で、非常に重要な指数です。
多ければ良いというわけではありませんが、ある一定以上のの数字はほしいところです。

【SPYD】の出来高は【VYM】の約1/7、総資産は【VYM】の1/30以下しかありません。
【HDV】の数値も【VYM】に比べれば低いですが、【SPYD】の数値は群を抜いて更に低いです。
【SPTM】の総資産は日本円にして約70憶円と、日本国内のファンドと比べてもやや頼りない印象です。
設定してからの歴史も浅いので、実績面を考えても少々不安かなぁと思いますね。

配当利回り

配当利回りは【SPYD】が一番高いですね。

【SPYD】の組入構成に公益事業、資本財の割合が多いからでしょうか?
不動産銘柄の比率が多いのも気になるところです。

ただジェレミーシーゲルによると、過去200年間の株式投資のトータルリターンを調査したところ、公共セクターと資本財セクターのリターンは市場平均を下回ったそうです。
【SPYD】の高い配当率には魅力を感じますが、構成銘柄のセクター割合にクセがある点には注意が必要です。

保有銘柄数

保有銘柄数については【VYM】が最も多くなっています。
投資の基本は分散投資ですので、原則的にはより広く分散させた商品の方が負けにくいと考えられます。

一方で【HDV】は、同じ高配当オールドエコノミーの中でも、生活必需品セクターやエネルギー、ヘルスケアセクターといった所謂ディフェンシブセクターへの投資比率を多く設定しています。
シーゲル派の投資家さんたちに人気の商品ですね。

【SPYD】の構成銘柄は、他の2つと比べて非常に特徴的で、不動産セクターだけでも25%を超えています。
それでいて個別株の比率はベンチマークの性質上、均等比重配分にしてますので、1株あたり全て約1.4%前後となっています。
それでいてこれだけのセクター偏重と高配当をたたき出しているところを見ると、とてもクセの強い商品だと思われます。

売買回転率

売買回転率は【VYM】に比べると、他の2銘柄の回転率はやや高めです。
特に【HDV】は今回調べたところでは40%台になっていましたが、一時期は70%を超える回転率を示していました。

高配当を維持するために頻繁な売買が必要なのかもしれませんし、高い銘柄を売って安い銘柄を購入する手法は「ダウの犬」戦略っぽいですから一概に悪いとは言いませんが、一方で必要以上の人為的な調整はミスターマーケットに翻弄される恐れもあります。
この辺は好みの問題ですね。

過去リターン

【SPYD】の歴史が浅いので、リターンを比較するデータが少ないです。

ただこうして見ると、【SPYD】のリターンが最も良いという結果になりました。
ここまで出来高や構成セクター等に文句をつけていた己の浅はかさを呪いたいです。

流石に近年の上昇相場で【SPY】に勝つことはできませんでしたが、それでも高配当ETFでナンバーワンの成績を収めるとは立派です。
ここ最近は金融や不動産の相場も上がってきていることも関係してるのかもしれません。

総評

私個人の意見としては【VYM】が最も無難で手堅いかなぁという印象を受けました。

確かに【SPYD】の低コストは非常に魅力的ですし、株価も低いので配当再投資戦略にはぴったりです。
しかし出来高&総資産額がやや少なく、まだまだ実績も少ないのでちょっと不安も残るかと思いました。

個人的にはディフェンシブセクターの多い【HDV】を応援したいところなのですが、トータルリターンで圧倒的に負けてしまってますから、皆様に強く強くオススメできるかと言われると少々ためらいます。

やはり堅実にいくなら、分散も効いて配当も高く、キャピタルゲインも狙える【VYM】が一番かなと私は考えます。

むねやんむねやん

私も【VYM】と【HDV】に投資してます!

まとめ

  • 【SPYD】は高配当ETFのなかでは最も低コストである。
  • しかし【SPYD】は出来高や資産も低く、【HDV】は過去のリターンが3商品のなかで最も低い。
  • 高配当ETFの中ならば【VYM】が最も手堅いかなあと私は考えます。

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