ごきげんいかがですか。
むねやんです。
今回は投資信託とETFの比較についてのお話です。
つみたてNISAは楽天証券口座に決定
私は長年、SBI証券にて株取引を行っていました。
しかし、先日の楽天グループ怒涛のサービス拡充についに私も重い腰を上げ、楽天証券への口座開設を決意しました。
山が動いたな!
そんな大層なもんでもなかろ
また「一般NISA」は来年分からロールオーバーできなくるので、2019年からは「つみたてNISA」に変更しようと思っていたところでした。
ちょうどよいので、2019年からは楽天証券のつみたてNISA口座も開設(変更)しようと思います。
楽天つみたてNISAは本当に得なのか?
しかし、ここでふと疑問が湧きました。
もしかしたらこのままSBI証券の一般NISAでETFを買い続けた方が良いのではないだろうか?と。
投資信託ならばポイント優遇政策もあって楽天グループのメリットが大きいですが、米国株個別株及びETFであれば為替手数料最安&ETF自動買付のSBIグループにも一日の長があることは前回お話した通りです。
投資信託よりもETFの方がコストが安いのは自明であり、長期投資においてはもしかしたらこちらの方がリターンが高いかもしれない!
そう思った私は、さっそく疑問を解消すべく検証してみることにしました。
もちろん、話題の楽天スーパーポイント還元も計算に組み込みますよ!
SBI一般NISAと楽天つみたてNISAを比較
まず、前提条件を決めます。
(購入のタイミング等により正確な値にはできませんでしたが、ご容赦ください。)
<検証内容概要>
- 一般NISA【バンガードVTI】とつみたてNISA【楽天全米株式インデックスファンド(楽天VTI)】を20年間同額投資するとどちらが得か?
- 比較銘柄は、【VTI】及び【楽天VTI】とします。
- 年間400,000円(毎月33,333円)を投資し、20年間保有し続けた場合のリターンを比較検証します。
- トータルリターンは毎年6%とします。
- 配当利回りは2.0%とします。
- 配当金にかかる国内課税は20%とします。
- 配当金の米国課税分は10%とします。
- 資産額は売却しないものとします。
- 【VTI】をドル建てで購入します。
- SBI証券&住信SBIネット銀行を利用します。
- 一般NISA口座を利用し、5年間は国内非課税とします。
- 経費率は0.04%とします。
- 配当金は税調整後、再投資したものとします。
- 一般NISA口座終了後の米国課税分の外国税額控除は全額還付されるものとします。
- 一般NISA口座終了後のETF売買手数料は片道0.5%とします。
- 為替手数料は片道0.04%とします。
- 【楽天VTI】を円建てで購入します。
- 楽天証券&楽天銀行を利用します。
- つみたてNISA口座を利用し、20年間は国内非課税とします。
- 信託報酬は0.17%とします。
- 隠れコストはここでは0.05%と仮定します。(→追記/隠れコストが約0.27%と判明しました。後日修正します。)
- 分配金は税調整後、再投資したものとします。
- 楽天カード決済によるポイント(1%還元)はコストから差し引くものとします。
- ハッピープログラムによるポイント還元は個人差があるので考慮しません。
検証結果
結果は次の様になりました。
スマホの方は画面を横にしてご覧下さい。
VTI | 楽天VTI | 差額 (VTI-楽天VTI) | 備考 | |
---|---|---|---|---|
5年 | 2,320,185 | 2,330,528 | -10,343 | 一般NISA 終了 |
10年 | 5,430,167 | 5,378,171 | -3,604 | |
11年 | 6,166,483 | 6,100,885 | 3,038 | リターン差 逆転 |
15年 | 9,577,360 | 9,433,355 | 53,605 | |
20年 | 15,116,231 | 14,800,990 | 190,041 | つみたて NISA終了 |
いかがでしょう?
コストこそ【VTI】の方が低いですが、楽天スーパーポイントの加算が大きく影響し、開始5年間は【楽天VTI】がリターンが高いです。
一般NISAが終了し【VTI】の配当課税額が増えたとしても、【楽天VTI&楽天ポイント】の有利は以前変わりません。
ただし、開始11年以降は【VTI】リターンが【楽天VTI】リターンを逆転します。
結局、この差は埋まることはなく、検証20年目終了時点の資産額は【VTI】が【楽天VTI】を約19万円上回っています。
売却なしで且つ11年以上の長期投資ならばSBIグループ&一般NISAを利用した【VTI】の方がパフォーマンスがよいみたいです。
資産売却時は再逆転
しかし、最終的に資産をキャッシュに換金したとなると、この関係性は再び逆転します。
経過20年時点で特定口座を利用する【VTI】は売却時に国内課税20%(外国税控除利用)がかかります。
一方、つみたてNISAを利用している【楽天VTI】は国内非課税、米国課税10%が適応されますから、税引き後は【楽天VTI】の方が130万円以上有利になります。
やっぱり最終的な決め手は税金になるんですね~。
結論
弊ブログでの検証によれば、つみたてNISAの非課税期間中であれば、SBIグループで【VTI】を買い続けるより楽天グループで【楽天VTI】を買い続ける方が最終的なリターンは高いようです。
ただし資産を売却せずに非課税期間以降も持ち続けるのであれば、買い付け手数料等をうまく節約すればSBIグループで【VTI】を積み立てた方がリターンは高くなりそうです。
まあ20年もたてば状況もかわって、株式一極投資から配当重視のアセットアロケーションに変えても良いですから、非課税期間終了時にいったん手仕舞いしてしまうのも良いかもしれません。
ひとまず今まで買ったETFはSBI証券口座に残しておいて、来年はつみたてNISAは楽天証券でやってみることにしますね!
楽天経済圏での生活様式も勉強しとかないとね
ポイントルールがちょっと複雑らしいが・・まあ慣れるしかないな。
まとめ
- 長期投資においては【楽天VTI】より【VTI】の方が有利
- 売却も考慮すると【VTI】よりつみたてNISA【楽天VTI】の方が有利
- ひとまずつみたてNISAを利用してみるつもり
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今回の検証は、楽天スーパーポイントを楽天カード代金支払いにしました。
結局コレが一番堅実で無駄のないポイント利用法だと思います。
また今回の検証は、バンガード・ジャパンのプロダクトツールを参考にしてます。
コスト比較や商品内容の比較をするなら、こちらのツールがすごく便利ですよ!