ごきげんいかがですか。
むねやんです。

今回は米国株大型バリュー株ベンチマークの比較記事です。

米国株バリュー株指数はいくつかある

先日、ステートストリートの米国株ETFが追加される報を受けて、改めて米国株バリューETFを比較検討することにしました。

ただ調べていくうちに、バリュー指数って何種類もあるので、自分がピックアップした銘柄だけでは正確な比較にはならないのではないかと今更ながら気付きました、
今まで調べたことがあるS&P500ETFや高配当ETFは指数が少ないので、こういう事態に陥ったことがなかったんですね。
流石は素人投資家。浅はかなり。



というわけで、今回はまずいくつかある米国株バリュー指数のうち、大型バリュー指数をピックアップし、どの指数が最も好成績なのかを調べてみたいと思います。
なお、今回比較する銘柄は日本でも人気のバンガードシリーズから抽出しました。

この結果を踏まえた上で、改めて米国株バリューETFを再比較したいと思います。

今回比較するベンチマーク

今回、比較する銘柄及びベンチマークは以下の通りです。

【MGV】
CRSP USメガキャップバリューインデックス

【VTV】
CRSP USラージキャップバリューインデックス

【VOOV】
S&P500バリュー指数

【VONV】
ラッセル1000バリュー株インデックス

米国株バリュー指数は他にも中型株や小型株に特化したものもあるのですが、今回は大型株を中心とした構成で、かつ比較的メジャーな指数に絞らせてもらいました。
中小企業バリューETFは大型株に比べてボラティリティが高いので、正直、ビビリの私にはちょっと怖いです。

むねやんむねやん

決して中小株のリターンが低いわけではありません。あくまで好みの問題です。

米国株大型バリューETFデータ

さっそく3つのETFを比較・検討してみることにしましょう。

※以下は2018/7/27時点のデータです。

【MGV】




名称バンガード・米国メガキャップ・バリューETF
ティッカーMGV
設定日2007/12/21
指数CRSP USメガキャップ
バリューインデックス
経費率0.07%
株価78.11$
乖離率52週0.02%
出来高100,960
資産総額2.043十億$
直近配当利回り2.36%
1年リターン14.19%
3年リターン12.10%
5年リターン11.32%






【VTV】




名称バンガード・米国バリューETF
ティッカーVTV
設定日2004/1/30
指数CRSP USラージキャップバリューインデックス
経費率0.05%
株価108.31$
乖離率52週0.01%
出来高2,375,613
資産総額42.212十億$
直近配当利回り2.32%
1年リターン13.33%
3年リターン12.19%
5年リターン11.37%






【VOOV】




名称バンガードS&P500バリューETF
ティッカーVOOV
設定日2010/9/9
指数S&P500バリュー指数
経費率0.15%
株価110.08$
乖離率52週0.01%
出来高15,897
資産総額0,845億$
直近配当利回り2.26%
1年リターン10.24%
3年リターン10.19%
5年リターン9.93%






【VONV】




名称バンガードS&P500バリューETF
ティッカーVONV
設定日2010/9/22
指数ラッセル1000バリュー株
インデックス
経費率0.12%
株価109.30$
乖離率52週0.01%
出来高30,503
資産総額1.435十億$
直近配当利回り2.33%
1年リターン9.36%
3年リターン9.67%
5年リターン9.77%






比較一覧表

 MGVVTVVOOVVONV
設定日2007/12/212004/1/302010/9/92010/9/22
経費率0.07%0.05%0.15%0.12%
株価78.11$108.31$110.08$109.30$
構成銘柄数156337390712
売買回転率7.8%8.6%16.3%22.3%
直近配当利回り2.36%2.32%2.26%2.33%
1年リターン14.19%13.33%10.24%9.36%
3年リターン12.10%12.19%10.19%9.67%
5年リターン11.32%11.37%9.93%9.77%

過去トータルリターン比較

2018/7/28時点
【MGV】:【VTV】:【VOOV】:【VONV】

過去3年



過去5年



最大比較可能期間(約7年10か月)



評価

過去リターン

【MGV】>【VTV】>【VOOV】>【VONV】

   or

【VTV】>【MGV】>【VOOV】>【VONV】



過去リターンとしては、少し面白い結果が出ました。

配当を含めた直近1年、および直近3年のトータルリターンに関しては【MGV】のパフォーマンスが最も高くなっています。

しかし、過去5年、および最大比較可能期間(7年10か月)で比較すると、【VTV】のパフォーマンスが【MGV】を逆転しています。

経費率

経費率は【MGV】≒【VTV】>【VOOV】≒【VONV】です。

経費率は【VTV】が最安ですね。
2位【MGV】ですが、1位と2位との差は0.02%とそう大きな差ではありません。

【VOOV】と【VONV】に関しては、2位から0.05%~0.1%ほど差がついています。
過去リターンもこの2銘柄は【MGV】【VTV】に劣後しているのは、この経費率の影響もあるかもしれません。

配当利回り

配当利回りは【MGV】≒【VTV】≒【VOOV】≒【VONV】です。

利回りは【MGV】が一番高いですが、どの銘柄もほとんど差はありません。
あまり気にしなくてもよいでしょう。

構成銘柄

どの銘柄にも共通していることは、金融セクターの割合が高いですね。

他の構成割合を比べると、リターンの高かった【MGV】と【VTV】はテクノロジーの割合が比較的高いです。
一方、リターンの低かった【VOOV】と【VONV】エネルギーの割合が比較的多いですね。

やはりここ数年のテクノロジー・セクターの躍進、およびエネルギーセクターの不振が影響していると考えと良いでしょう。

エネルギー、ヘルスケア、生活必需品、資本財といった所謂ディフェンシブ銘柄の多い【VOOV】のパフォーマンスは、この数年の上昇相場ではふるっていないようですね。



構成銘柄は、マイクロソフト、JPモルガン、バークシャーハサウェイ、エクソンモービルが上位層に良く見られます。

構成銘柄数

構成銘柄数は【MGV】>【VTV】=【VOOV】>【VONV】となっています。

なかでも【MGV】は超大型バリュー株に集中して投資しているようですね。
それに比べれば【VTV】や【VOOV】はもう少し広く分散しているようです。

売買回転率

売買回転率は【MGV】≒【VTV】>【VOOV】≒【VONV】となっています。

売買回転率の低い2銘柄が、売買回転率の多い2銘柄よりも高いリターンをたたき出しているのは偶然でしょうか?

【MGV】VS【VTV】

リターンの高い【MGV】と【VTV】に絞って過去リターンを調べてみました。

【VTV】>【MGV】という結果になりました。

やはり過去の長期においては【VTV】の方がリターンは良さそうです。
リーマンショックを挟んだ上で成績を上回るというのはそれなりの説得力をもちますね。

ただここ3年までの間は【MGV】のリターンの方がよいわけですし、もしかしたらリターンの高いセクターに変化が起こっている途上なのかもしれません。
過去は【VTV】の方がよくても、将来は【MGV】の方がより高いリターンを生む可能性もあります。

リーマンショック時の下げに差はあまりなさそうに見えます。
その後の回復は若干【VTV】の方が勝っているかな?

総評

私の調べた結果では、【MGV】と【VTV】の成績が良さそうです。

つまり、米国株バリュー株ETFを購入するなら、「CRSP USメガキャップバリューインデックス」もしくは「CRSP USラージキャップバリューインデックス」をベンチマークとするETFを購入した方が良い成績を収める可能性が高いかもしれません。

この結果を踏まえた上で、再度改めてブラックロックやステートストリート、バンガードの米国株バリューETFの再検討を後日してみたいと思います。

乞うご期待。



⇒更新しました!

Ate breve! Obrigado!



↓↓本日も応援のポチ、よろしくお願いいたします☆
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



よければこちらの記事もどうぞ


長期投資においてバリュー株が継続しやすい心理的理由を考えてみました。




バリュー株とディフェンシブ株は似てる部分もありますが、将来的にはその捉え方も変わってくるのかもしれませんよ。