二番底を待ち過ぎて買い遅れても長期投資家は全く気にしなくて良い理由

ごきげんいかがですか。
むねやんです。
今回は、長期投資において今が2番底なのかどうか全く気にしなくて良い理由をお話しします。

まずは結論

まず結論から述べますと、長期投資において1番底でバッチリ買おうが買い逃そうが、最終的なリターンにおける差は言う程ないので気にしなくて良いです。

このことについて詳しくお話しします。

1番底で買えなかった愚者を煽る声

3月にコロナショックが起こり、日経平均株価や米S&P500指数は約30%も下落しました。


しかし、3/17を底値に以降は急激に株価を回復させ、現在も株価は概ね順調に上昇を続けています。

とまあ現段階において見れば、3/17日付近で株を買っておけば賢い選択だったのでしょうが、この2ヶ月間でも様々な憶測が飛び交っており、どのタイミングで売買するのかを決断するのはとても勇気のあることだったと思います。

3月の1番底でドカンと買い増せた方もいれば、2番底を警戒してなかなか買いませずにいる方もおられるとか?

中には、この株価が下がった好機にうまく買い増せた自分を「優秀な投資家」と賛美し、逆に買い増さずにいた人を「指をくわえて見ていただけの愚者」と揶揄する人も現れ始めました。

しかしご安心を!
底値で買えなくとも、何も心配することはありません。

むねやんむねやん

煽る人って市場が大騒ぎする度にいつも現れてるよね。


はるやんはるやん

もはや風物詩だなw

底値で買えなくても心配ない理由

例として、毎月10万円、年120万円ずつ投資をしている人がいたとしたます。
この方が期待年利5%で20年間複利運用した場合、20年後の運用結果は約4074万円になります。

対して、この方が運用1年目にして今回のコロナショックに遭遇し、運よく3/17の底根で1年目の120万円を全額投資し、以降は予定通り毎月10万円を投資できたとしたます。
この場合、20年後の運用結果は4157万円となります。

その差は83万円。
パーセンテージにして約2%の違いになりました。

いかがでしょう?

この2%を大きいと考えるかどうかは人によるかとは思いますが、私個人の見解としてはそこまで大袈裟に沸きたてる程ではないと考えてます。

この差が1000万円も2000万円も違ってくるのでしたら、そりゃ1番底を買いしくじった事を未来永劫後悔するかもしれません。
しかし20年間においてわずか80万円、年間4万円程度の差でしたら、まあ目をつぶれる程度の誤差ではないでしょうか?

ですので、
「え?3月の時点で買い増ししてないの?」
「2番底なんてくるはずないのに、まだ買えてないの?」
と言ったような挑発にいちいち乗っかる必要なないと考えます。

もちろん、この先2番底が来なかった場合、1番底で買い増しできた方はリスクを恐れずに決断ができた優秀な投資家だと素直に称賛を送りたいと思います。

しかし、1番底で買い増しできなかった投資家が、イコール負け組になるわけではありません。
長期にわたる分散投資において、リーマンショック級の暴落の底値を掴んだとしても、最終的なリターン差はそこまで決定的なものにはならないからです。

むねやんむねやん

神経すり減らして底値を狙えたとしても、入金力が少額ならその程度の違いにしかならないんだねぇ。

大事なことは、ブレない投資と負けない投資

投資において、最も強力な要素は「入金力×期待リターン」です。

 

インデックス投資のようなリスクも期待リターンのそれほど高くない投資法であれば、いくら底値で買えたとしても、その時の入金力が小さければ将来的にはそこまで大きな影響を与えません。

今回のような場合、3/17前後の底値付近で全財産の相当額(例えば1000万円など)をドーーンと買いませたのであれば、将来的なリターンは大きな違いになると思われます。

また少額であったとしても、この混乱を利用し、安く買いたたかれたハイリスク商品をさらりと仕込んで上手く売りぬけば大きな利益をもたらすことができるでしょう。

 

ただしそれは、今よりも市場が暴落しないという先見の明や、またはハイボラティリティ商品をタイミングよく売り抜けるセンスが必要ですので、かなり上級者向けといえるでしょう。

投機狙いで一発勝負を仕掛けるのであれば別ですが、素人はマネしない方が得策です。

 

例えばインデックス投資や債券などをベースにし、複利効果を使った堅実な長期投資を続ければ、銀行預金に預けるよりもずっと堅実な資産形成を狙えると言われています。

 

一括投資ならともかく、ドルコスト平均法を用いた長期投資においては一時的に底値で買おうが買えまいが、大した違いにはなりません。

しかし、今回の暴落にビビッて2番底を待ち過ぎ、この先もずっと買い逃しを続けるのは感心できません。

投資において大事な事は、自分の投資方針を信じぬくこと、そして市場から大負けして逃げてしまわないことです。

 

2番底を警戒して一時的に資産を現金化するのもありですし、このまま淡々とドルコスト平均法を続けるのもありですし、今のうちにドンと買いまして暫くは静観するのもまたありです。

一番ダメなのは、周囲のノイズや煽りに焦って自分の投資方針を逸脱した無茶はしないようにしましょうね。

むねやんむねやん

ちなみにむねやんは、インデックス銘柄を定期自動買い増ししてますので、株価が上がっても下がっても淡々と積み増ししてます。


はるやんはるやん

大勝ちよりも大負けしない投資方針を今後も続けて参ります!

まとめ

今回のまとめ
  • 暴落時に1番底で買い逃しても、入金力が小さいなら将来的に大きな差にはならない
  • それよりも周囲のノイズに焦って自分の投資方針がブレてしまうことの方が問題
  • 長期投資家はじっくりどっしりと構えて市場に臨もう

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長く投資をしているとちょっとした暴落もよく起こりますが、毎回大騒ぎになりますね。

株式投資の良いところは、プラスサムゲームなのでお互いの手の内を見せても特に問題ないところですよね。