
ごきげんいかがですか。
むねやんです。
今回は、若いときには投資などせずお金をどんどん使うべきなのか否か、という内容ついてお話しします。
まずは結論
まず結論から述べますと、人生において「今しかできないことなのか。」をよく考え、必要と判断したならば大いに資金を投入し、後回しでも良いと判断したならばその分をインデックス投資などの比較的堅実な投資に回すのがよいと私は考えます。
その理由について詳しくお話します。
若いうちから投資をするのは間違いなのか?
投資や資産運用といえば中年や老人の男性がしているイメージがありますが、最近ではNISAやiDeCoの制度化もあって、若い投資家さんの声も結構聞くようになってきました。
Twitterを見れば20代や大学生からもう株式投資、しかも博打まがいの投棄ではなくインデックス投資などの長期投資や米国株などの海外株なども勉強されているとのこと。
本当に素晴らしいことだと思います。

私が20代の頃はそんなにしっかり者ではなかったですヨ。。

最近の若いもんときたら、、ほんと最高だな!
ただ一方でこんな声も聞きます。
「若いうちは投資なんかせずに経験にお金を使うべきだ!」
このご意見も至極もっともだと思います。
若い時のエネルギーに満ち足りた時にしか得られない経験もあると思いますので、もし投資ばかりに注意を向けて貴重な経験に使うお金まで節約しているのだとしたらちょっと勿体無い気もします。
果たしてどちらの主張が正しいのでしょうか?
ちょっと自分なりに考察してみました。
若い時から投資をするのは正解
私は、若いうちから投資をするのは賛成です。
何故なら、投資の開始時期が早ければ早いほど、「複利」を味方にすることができるからです。
かのアインシュタインはこう述べています。
複利は人類最大の発明。 知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う
単利でなく複利を使って長期投資すれば、資産は二次曲線的に増大していくことになります。
その恩恵を最大限活かすために必要なものが「時間」です。
世界経済はこれまで概ね毎年5%ほど上昇していると言われています。
元本100万円を年利5%で10年運用した場合、資産は163万円と約1.6倍になります。
同条件で20年運用した場合、資産は265万円となり約2.7倍。
30年運用した場合、資産は432万円となり約4.3倍。
40年運用した場合、資産は704万円となり約7倍。
50年運用した場合、資産は1147万円となり約11.5倍となります。
このように、堅実と言われている世界分散インデックス投資に資金を投入するにしても、複利効果を最大限得るためにはなるべく長い期間投資を続けた方が(理論上は)良いとされています。
もしもっと短い期間で資産形成を図ろうとするならば、より高いリスク資産に投資する必要があります。
投資を始めるタイミングが遅いほど、投資のハードルは高くなっていきます。
そういう意味では、若いうち(なるべく早いうち)から投資を開始し、複利効果の恩恵を長く多く享受しようとする戦略は非常に合理的な判断と言えます。
若いうちに経験に投資するのも正解
一方で、若いうちに投資や節約などせず経験にお金を注ぎ込むのもまた賛成です。
何故なら、若いうちの経験はその後の人生において長く活きてくる一生の財産になるからです。
若い時の経験はその後何十年も記憶に残ります。
その経験が、その後の生き方や考え方に大きな影響をもたらすのは言うまでもありません。
例えば、若いうちに世界中の国々を回れば言語や文化の違いから国内では得られない貴重な経験を得られ、それが向こう数十年にわたる大きな宝となるでしょう。
歳をとってからも世界旅行は行けますが、その時はもしお金があっても気力や体力は衰えていますし、何よりその後10年くらいの思い出にしかなりません。
また、若い時の100万円と年老いてからの100万円は、人生における価値が違うのは皆様も直感的にお分かりだと思います。
若いうちに多くの経験を得る、そのために貯蓄や投資などせずふんだんにお金を使うのもまた合理的判断であると言えます。
今しかできないことにお金をかけるべし!
二つの相反する戦略がどちらも合理的である以上、「どちらが正解か?」を論ずるのはナンセンスです。
よって、私の提案としましては優先順位をつけてお金や労力を配分するのがベターだと思います。
具体的に申しますと
「今しかできないことに厳選してお金をかける!」
「余ったお金で堅実な資産運用を始める!」
です。
私の判断材料としましては
- 今しかできないことか。
- 後からでもできるのか。
- 他の手段、代替案はないのか。
- 今優先すべきことか。
- あとで後悔しないか。
を基準に、お金と労力を割り振っていきます。
例えば「高校3年間」は人生において非常に貴重な青春の期間です。
友達とたわいもない遊びやおしゃべりをする、部活にのめり込む、勉強に励む、恋をする等々、この時期にしか味わえない極上の時間を味わってください。
もうこの3年間は後で取り返すことはできません。
この時期は思い切って散財しちゃっても大丈夫だと思います。
また「子どもとの触れ合い」も同様です。
子どもが親を頼ってくれる期間はリミットがあります。
0歳の時の子どもは今この時しか出会えません。
3才の子ども、6才の子ども、10歳の子ども、、、
それぞれの時間が、これもまた後で取り返しの効かない大変貴重な時間になります。
この貴重な期間に、チャートを見るのに夢中で子育てを放ったらかしにするなど愚の骨頂です。
子どもが巣立つその時まで、全力で思い出を作ることに集中しちゃってください。
しかしまた同時に、上記しました通り複利効果の恩恵を最大限享受するには、なるべく早く投資を始めるに越したことはありません。
ならば、例えば「最新の家電製品が欲しい」と思ったなら、それは今マストで取り組むべきことがどうかを吟味し、不要だと判断すればそれの分のお金を複利効果の得られる投資、例えばインデックス投資などに回してはどうでしょう?
外食に行く、コンビニで買い物をする、自販機でジュースを買う、最新の家電製品を買う、酒・タバコを吸う、ブランド品を買う、スポーツカーに乗る、店の勘定を奢る、パチンコに行く、マイホームを買う、etc…
これらは無論、人によってはマストの出費ですが、人によっては後回しにして差し支えない項目ではないでしょうか?
このような項目をチリツモで節約していき、それを早めに投資に回せば複利効果を存分に享受することができます。

ただし、資産運用はあくまでリスク運用だということは忘れないで下さいね。

長期インデックス投資はリスクが低めとは言え、絶対に儲かる投資法ではありません。
大事な事は「後悔のない選択」!
結論としては「経験」も「お金」も両方大事です。
私の考えとしては、より大事なのは「経験」です。
経験はお金に代えられない価値があるからです。
ただし、経験を得るためにはある程度の「お金」が必要なのもまた事実です。
またお金があれば人生に余裕が生まれます。
お金にカツカツの人生より、お金に余裕のある人生の方が肉体的にも精神的にもゆとりある生活ができるでしょう。
要は何事もバランスです。
ちょっと想像してみてください。
死ぬ前に自分の人生を振り返って後悔がないよう人生設計できてますか?
お金はあってもやり残したことがいっぱいあった人生は辛いですよね。
若い時に散々遊んだけれど、死ぬときは孫に小遣いもあげられないくらい貧乏で死ぬというのもまた悲しいですよね。
どちらが正解かではなく、人生の分岐点において優先順位を決めてどれくらいパラメータを割り振るのかがとても重要になってきます。
結局、振り返って後悔のない人生を歩む!
他人の価値観は関係ない!
これに尽きるかなと考えます。

私は死ぬ前に一度で良いから、とらやの羊羹を丸一本食べてみたいです!
( ・`ー・´) + キリッ

ちっさ!?望みちっさ!!?
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